本日は、講師に釧路市立博物館の加藤学芸員に来ていただき、植物がこれからやってくる冬をどのように越そうとしているかなどを探りながら歩く初冬の観察会を実施しました。
一面、茶色い風景に変わった湿原の中、ハンノキの枝先には松ぼっくりのような実がたわわに付いており、さらには来年の春に向けて早くも雄花と雌花の花芽も見られました。
また、ミズゴケ湿原の地面ではホロムイツツジなどの小さな樹木も、来春に向け既に花芽をつけて準備をしていました。湿原の水中では、タヌキモが殖芽を作り始めており、冬越しの準備を着々と進めていました。
最後にはなんとエゾタヌキが参加者の目の前に登場し、しばし撮影会の様相となっていました。
何もないようでも、目を凝らすといろいろな生きものが懸命に生きようとしている姿が見える、観察会となりました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました☆
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