令和7年6月8日(日) 「初夏の花を見に行こう」(温根内VC)

長年、道東地方の植物を研究している髙嶋氏に講師をお願いし、多くの花が咲き始めた初夏の湿原を散策しました!

我々を最初に迎えてくれた植物は、見頃となったヒメカイウでした。
一見ミズバショウと似ていますが、よく見ると形や大きさが違います。匂いも違うという噂があり、参加者の皆さんに嗅いでもらいましたが、感想は様々でした。

進んでいくと、温根内木道でしか見られないハナタネツケバナが咲いていました。
本種の英名はCuckoo Flowerといい、まさに英名のとおり、この日はカッコウの鳴き声とともに見ることができました。

ミズゴケ湿原ではワタスゲの実が見頃を迎え、風に揺れる綿毛が参加者を癒してくれました。鶴居軌道跡では、気にして見ないとわからない絶滅危惧種のヌマハコベの存在を教えていただき、参加者の興味を引いていました。

初夏の爽やかな空気のもと、多様な植物の営みを知る機会となったイベントでした!
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!