令和5年9月3日(日) 「アイヌの自然観 ~植物編~」を開催しました!(温根内VC)

今回は、釧路アイヌ語の会に講師をお願いし、アイヌ民族が利用した植物を観察しながら、彼らの知恵と世界観を学ぶ散策会を行いました⭐

 

樹木に絡まるつる性のコクワには多くの実がついており、アイヌの人々も生食だけでなく、お酒も作っていたそうです。
同じくつる性のイケマには、強い魔除けの力が備わっているとともに、人間界に降りるのを嫌がるヒグマ(キムンカムイ)の踵を取ってしまった、という逸話が残っているほど、位の高い植物としてアイヌから認識されていたことを知りました。
湿原で目立っているガマについては、アイヌの人たちはこの葉を編んで茣蓙を作っていたと聞き、実際に葉を触ってみるとそのクッション性と肌触りのよさを感じることができました。

 

身近な植物を利用したアイヌの人々の知恵を、多く学ばせてもらった散策路になりました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました✨