講師から塘路湖畔や茅沼の遺跡調査から出土した土器が紹介された後、実際に土器を手に取りながら、なぜ現代になっても当時の土器づくりの工程がわかるのか、話を聞きました。
時代ごとに流行のデザインがあり、作られた時代を読み取ることができるなど、考古学の面白さについて説明がありました。
土器作りでは、当時の作り方に沿い、円盤状の底をつくってから、紐状の粘土を輪積みしながら形を整えていく方法を用いました。
途中、中に空気が入ると焼きの段階で膨張し割れてしまう可能性が高くなるため、その点に注意しながら成形しました。
そのあと土器の表面に縄文模様をつける数々の道具が紹介され、実際の土器の模様と比較する形で紐を撚って表面を転がしたり、棒やヘラで突いたりして模様づけが実演されました。
気に入った模様を試行錯誤しながら、各々が個性的なデザインで土器を形成していました。
形づくられた土器は、約1ヶ月間の陰干しを経て、8月の野焼きを経て完成となります。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました🌟