令和6年10月5日(土)「シマフクロウを知ってみよう」を開催しました!(塘路湖エコミュージアムセンター)

シマフクロウは1980年代に森林伐採や魚類の減少により100羽以下にまで減少しましたが、保護増殖の成果により現在では100つがい、推定250羽まで増えていると講師である環境省釧路自然環境事務所の若松徹氏が、シマフクロウ保護の現状と課題を説明してくれました。

動画や音声を交えて、人口給餌や巣箱設置などの増加策、事故対策、普及啓発活動について紹介されました。
また、国後島のシマフクロウは北海道と異なる樹木で営巣していることも説明されました。

今後の取り組みとして、シマフクロウの分散拡大に向けた計画が示され、課題として事故やSNSでの問題、私的給餌が挙げられました。
将来的には人里近くでも鳴き声が聞こえるようになることが期待されています。さらに、佐渡や中国でシンボルとなっているトキの成功事例も紹介いただきました。

シマフクロウの卵の実物とレプリカ、羽根に触れる体験や巣箱を背負う体験も提供され、シマフクロウの現状について理解を深めることができました。

ご参加頂いた皆様、ありがとうございました!