植物がどうやって次の春を迎えようと準備しているのか、生態を覗いてみる観察会を行いました。
講師の加藤氏は、木道の脇から、普段気に止めたことがない植物を次々と見つけ出し、説明してくださいました。
ハンノキの林を抜けると、今度は水平方向に蔓を伸ばしてツルスゲが分布域を広げていました。ハンノキの枝先には、来年に向けて雌雄の花芽がついていました。
ミズゴケ湿原も花の時期は終わっており、荒涼とした湿原が広がっていました。しかし地面をよく見ると、ミズゴケの一種が見つかり、講師が摘み上げてその生態と機能を紹介しました。
そのほかにも越冬芽をつけたタヌキモ、今年わずかに実をつけたサワシバなど、植物たちが強くしたたかに生きる姿に参加者からは感心の声があがりました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。







